北朝鮮がミサイルを発射すると

北朝鮮がミサイルを発射すると

北朝鮮がミサイル発射すると、日本と韓国はどう反応するか。

反応を羅列してみたい。評釈は控える。

 日本の官房長官は10日の記者会見で「ミサイル等の基地をたたくことも法律上の問題としては自衛権の範囲内として可能との見解がある。日本国民と国家を守るために何をすべきかという観点から、つねに検討研究を行うことは必要ではないか」と話した。(1)

 韓国の大統領府は11日、日本の政府閣僚らによる北朝鮮ミサイル基地に対する「先制攻撃論」について、「日本の侵略主義指向を表したものであり、警戒せざるを得ない」とした。

 大統領府は「北朝鮮のミサイル発射を口実に先制攻撃という妄言で韓半島(朝鮮半島)の危機を一層増幅させ、軍事大国化の名分としようとしている日本の指導者らのごう慢と妄言に対し、強く対応していく」と述べた。政府は今や日本が再武装の道を進んでいるものとみて、強い決意を持って対応していく考えのようだ。(2)

韓国大統領の反応。

 北朝鮮がミサイルを発射したのはいくら考えても理解できない。しかし日本の政治家らによる先制攻撃発言により事態がさらに悪化する恐れが出てきた。日本のこうした態度は東北アジアの平和に深刻な影響をもたらす。これは退くに退けない状況だ(3)

朝鮮日報社説。 

政府がこれほど興奮し、強い懸念を示している日本の軍備増強において、その口実を提供したのは、紛れもなく北朝鮮の核とミサイルだ。しかしなぜ政府は日本に都合のよい口実を提供した北朝鮮のミサイル発射に対しては、あのように意に介しない雰囲気だったのか。(2)

 北朝鮮は、日本の官房長官が「北朝鮮への先制攻撃は可能」と発言したことで、今回の事態を「日本の妄言事件」の方向に持って行くという副産物まで手に入れた。

 北朝鮮が実際に行ったミサイル発射よりも、実現してもない「先制攻撃」発言のほうが韓半島においてより脅威的だという認識で、韓国、北朝鮮が意見の一致を見たわけだ。(4)

 韓国政府は北朝鮮をかばい、大統領(注)は日本に対して、「争わなければならない」と口先だけで大きなことを言っている。(5)

以下の注に見るように、2006年7月の一件である。

(了)

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(1)【社説】国家としての良心を失った日本の先制攻撃論(朝鮮日報,2006.07.11)

(2)【社説】韓国政府は日本に先制攻撃の口実与えた北になぜ何も言わないのか(朝鮮日報,2006.07.12)

(3)【社説】 沈黙破った盧大統領の見当違いなミサイル発言(朝鮮日報,2006.07.12) 

4)【ミサイル発射】南北、「ミサイルより日本が脅威」で一致(朝鮮日報,2006.07.13)

(5)[社説]「日本とは争わねば」盧大統領の豪語をあざ笑う日本の外交力(中央日報 JULY 19, 2006 03:01 )

(1)と(4)の「官房長官」は「安倍官房長官」

(5)の「大統領」は「韓国政府は北朝鮮をかばい、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は日本に対して、「争わなければならない」と口先だけで大きなことを言っている。」

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